FXの基礎

外為投資FXのリスク

外為投資には、様々なメリットがあります。しかし、同時に、注意しなくてはならないこともあります。FXのリスクは大きく分けて以下の2つです。

1.取引業者に関するリスク

まず、外為投資には取引業者に関するリスクがありました。しかしその環境は大幅に改善されてきてます。
外為投資は98年に個人に解禁された新しい金融取引で、しかも監督省庁がなかったために、顧客の資金を持ち逃げするような悪徳業者が存在していました。
有名な事件は、2003年11月に発生したフォレックスジャパン事件です。その事件とは、「フォレックスジャパンが、取引先の台湾のユニライン社の破産という理由で、5000人の顧客から合計200億円を預かった状態で、投資家への返還を停止した」という事件です。その被害総額は、125億円と言われています。
しかし、2005年7月に「金融先物取引法」が改正され、その適用の対象に外国為替保証金取引が含まれました。その結果、法改正以前には300社あるとも言われた取引業者は、わずか半年で約100社程度に絞られました。金融庁への申請が必要になったため、現在残っている取引業者には、顧客を騙すうような悪質な業者はほとんどないと考えられています。

また、同時に「くりっく365」という「取引所取引」が始まりました。それに対し従来の取引は、「相対取引」と呼ばれています。つまり、現在の外為投資は2種類の投資環境が存在しているということです。

相対取引とは、取引業者と1対1での条件で取引をすることです。そのため、取引業者によって、提示されるレートやスプレッドが異なります。一方、取引所取引とは、くりっく365に参加している取引業者であれば、レートやスプレッドがどこの業者を利用しても同じになります。
つまり、「取引所取引」とは、東京金融先物取引所を信用して取引をすることであり、「相対取引」とは、取引業者を信用して取引をすることとなります。

こう見ると、「取引所取引」の方が安全に思えますが、実際は「相対取引」の取引業者による取引の方が現在も盛んなようです。その理由は、人気のある取引業者が、「くりっく365」に参加しなかったことや、「取引所取引」は取引所に参加料を払わなければならないため、手数料が割高なことが挙げられるようです。

とにかく、2005年7月以降は、悪徳な取引業者は排除されたため、取引業者に関するリスクは少なくなってきているといえるでしょう。


2.投資家の投資スタイルに関するリスク

FXには元手以上の取引が出来るレバレッジ取引や、毎日金利収入を得ることが出来るスワップ金利を受け取ることができるというメリットをがあります。
しかし、このメリットは、逆に投資家によってはリスクが高いものとなります。

レバレッジ取引は、初心者の場合、レバレッジ5倍以下が望ましいといわれています。ただし、そんなに恐れる必要はありません。なぜなら、為替は株と異なり、対象が0になることはないからです。一般的には1ドル=11円、1ドル=1100円にもならないと考えられます。
つまり、FXは株に比べ、変動が小さな投資対象なのです。そのため、レバレッジを利用することは、合理的な投資方法だということがいえます。ただ、無理は禁物です。やはり初心者はレバレッジ5倍以下で始めた方が無難です。中級者ならばもっとレバレッジをあげても大丈夫でしょう。

一方、スワップ金利については、手軽にできるということで人気があります。
レバレッジを利用すれば、高い利率で、毎日利息が入ってくるように思えます。
ただしそれは為替変動がなければの話です。
実際は、為替の変動により評価額は大きく変わってきます。
ただ、レバレッジを2倍以下に抑えれば、日本の金融機関に預けるよりは高い確率で高利回りをもたらしてくれるでしょう。

つまり、FXの投資スタイルで最大のリスクは、レバレッジ管理です。FXは必ずしも元本以上で投資をしなければならない投資ではありません。100万円の元手で、100万円以内の取引をすれば良いのです。
初心者の方は、無理せず、しっかりとコツをつかんだ後、堅実に資産を増やしていくことをおすすめします。


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