FXの基礎

スワップポイントとは?

「スワップポイント」とは「各国の通貨の金利差による利益」のことです。

FX(外国為替取引)で収益をあげる方法は2つあります。

一つは、外貨を「安く買って高く売る」または「高く売って安く買う」ことで得られる為替変動によって利益を得る方法です。(これを「キャピタルゲイン」と呼びます)。

そして、もう一つFXには、各国の通貨の金利差による利益(これを「スワップポイント」と呼びます)による利益も得ることができるのです。

スワップポイントを理解するためには、まず「金利」とは何かを知らなければなりません。
「金利」とは、お金を借りた人が貸した人に支払う「借り賃」にあたるものです。
銀行をお金に預けた際にも「金利」が付きますが、預金の場合、私たちは銀行にお金を保管してもらっているのではなく、実は銀行が私たちからお金を借りているといえるのです。

金利は借りた(貸した)お金の「年●%」という形で表されます。金利「●%」でどのくらいの期間借りたか(貸したか)によって、利息の金額が決まります。
例えば、金利3%の銀行に100万円を預けた場合、1年後には100×0.03=3万円の利息がつくことになります。

この「金利」は、実は国によって異なっているのです。
各国の政府銀行が公定歩合(一般の銀行にお金を貸す際の金利)を決めて、それに基づき、銀行が金利を決めているのです。

一般的に金利が高い国というのは、
・好景気である
・インフレが非常に進んでいる・外貨が欲しいために金利を上げている
・現在発展途上にあるため、急激な変化が多い
・貨幣価値が低い
と、いわれています。

金利が低い国というのは、
・不況が続いている
・デフレが非常に進んでいる
・信頼できる通貨
・平和な国である
と、いわれています。

FXでは、お金を証拠金として証券会社に預けていますので、当然、金利が発生します。この金利が各国の通貨によって違いがあるため利益を得ることができます。

では、その仕組みを例をとって説明してみます。

1アメリカドル=100円の為替レートの時に。
日本円の金利は0.05%、アメリカの金利は2.0%と仮定します。

ここで、10万アメリカドルをロングポジション(買っている状態)をたてたとします。

すると、アメリカドルの金利が年利2.0%、日本円の金利が年利 0.05%とすると、下記のような計算式となり、スワップポイントとして1日あたり約534円を受け取ります

(計算式)
10万米ドルにかかる金利は2.0%
100,000×0.02=2000
つまり、一年間で2000ドルの利子(円になおすと20万円)が付きます。

10万ドルを円で買うには1ドル=100円とすると、1千万円が必要です。
この1千万円に付く金利は0.05%なので
100,00000×0.0005=5000
一年間で5千円の利子が付きます。

つまり、10万ドルを1年間ロングポジションすると、
200,000-5,000=195,000
10万ドルを円で買うために必要な1千万円を持っているより195,000円多くの利子が付くことになります。
1年間で19万5千ですから1日だと

195,000円 ÷ 365日 = 約534円

この534円が、1千万円で10万ドルをロングポジション(買っている状態)した際の1日あたり発生する、アメリカドルと日本円の金利差になり、これを1日あたりの「スワップポイント」と呼びます。

例では、金利が低い日本円で、金利が高いアメリカドルをロングポジションしていますので、金利差はプラスになっていますが、逆に金利が高い通貨で金利が低い通貨をロングポジションした際には、スワップポイントはマイナスになってしまいます。
超低金利政策を行っている日本では、スワップポイントは常にプラスになり、収益を得ることができるのです。



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